勲章をいただきました

 5月12日、皇居に伺って、天皇陛下から、旭日大綬章をいただきました。大変光栄であります。心から感謝を申し上げたいと思います。
 旭日章ですから、政治家としての功績が認められてということになりますが、政治家と言っても、選挙で選ばれたのですから政治家と言えばその通りですが、同じ政治家でも、議員を立派にお務めになられた方は、その方個人が様々なご活躍をされた功績への叙勲ですが、私の場合は、和歌山県知事としての功績ですから、県庁のすべての職員の協力がなければあり得なかったし、和歌山県民すべてのご協力があって初めてありえたことだと思います。したがって、私が知事でいたあの時の和歌山県政全体がお褒めに与ったという訳ですから、その意味で、素直にうれしく思います。言わば、和歌山県の皆さんとの共同受賞にほかなりませんから、皆さんと喜びを分かち合いたいと思っています。有り難うございました。
 5月12日は、朝から皇居に参内して、宮内庁の方々からご説明を受けたのち、松の間で天皇陛下から勲章を頂き、高市総理大臣から勲記を頂きました。いったん退席して、係の方から勲章を着けていただいたうえ、高市総理からお祝いのお言葉を頂いた後、再び松の間に参上して、陛下に拝謁を賜りました。受賞者代表で橋本昌元茨城県知事からお礼の言葉を言上し、陛下からねぎらいのお言葉を頂戴しました。陛下は、ご退出の前に、受賞者一人一人にお声をかけて下さいましたが、私には、「ブルネイではお世話になりました。和歌山県でもご活躍で、色々とお世話になりました。ありがとうございます。」というお言葉を賜りまして、私からは、「こちらこそ本当にありがとうございました。」とお応えをさせていただきました。
 その後は、陽光燦燦の中庭で一同そろって記念撮影をして、行事のお開きとなりました。
 こんな経験をさせていただいたのも、和歌山の県民の方々をはじめお世話になりました皆様のおかげです。重ねてお礼を申し上げます。
 ただ一つだけ残念だったのは、他の受賞者の方々は奥様とご一緒だったのですが、私だけは家内とともに参内できなかったことです。体調を崩している家内ですが、二人で一つの人生ですから、「一緒に行くかい、車椅子など用意してくれるよ。」と言ったのですが、遠慮しておきますとのことでした。知事の時代には、全国の知事と県議会議長はお正月の新年の儀にお呼びいただけるので、私たち夫婦は、喜んで毎年のように参上していました。親授式の前夜、そのことを思い出していますと、ふと思いつきまして、家内の代わりに、旅行の時や飛行機に乗る時に、お守りとして使っているネックレス型のペンダントを首につけていくことにしました。これは、家内が学生時代に何かの研修団の一員としてヨーロッパに行った時、お土産として買ってきてくれた私の宝物の青銅のペンダントに、私たちのミラノ時代に家族旅行で行ったイスタンブールの市場で買った細い金のネックレスを通したものですが、使っているうちに、ペンダントの方は、汗で緑青が出てきたので、家内が布でカバーをかけてくれ、鎖は、何度も切れては直してもらって使い続けている代物です。それをそっと礼服の下に忍ばせて、家内と一緒に参内した気持ちを少しだけ味わせてもらいました。

 以上が、今までの人生でお世話になり続けた多くの方々に対する報告ですが、あらためてこの場をお借りして心からの感謝の念をお伝え申し上げます。有り難うございました。

もっと見る▼