2025年2月17日、和歌山研究会の第20回勉強会を東海大学海洋研究所長・日本学士院会員の平朝彦氏を講師に迎え「人新世-人間の地質時代とその未来-」をテーマに開催しました。
平氏は南海トラフの地震発生過程を影響を解明するため行われている、地球深部探査船『ちきゅう』による掘削について解説し、人類はもっと海洋底に目を向けるべきだと指摘しました。また、人間の活動が大きく地球を変えている『人新世』において、人類は海洋プレートを共有財産として新たな社会を作ることができると述べました。質疑応答では、温暖化や津波などのテーマについて活発な議論が繰り広げられました。