皆さん、あけましておめでとうございます。新年のあいさつも何を今頃というぐらい遅くなりまして申し訳ありません。
何せ、公舎からの引越し、私の生家への事務所移転と本人の転居、知事室に置いてあった私物の撤去と新居への収納、標本の移転、かなり膨大な書籍の新居への移転と本箱への収納、そういうものが一挙にまいりまして、それをもっぱら片づけていたのです。和歌山市西高松(車庫前)の家には、段ボール箱が100個以上、積み上げられてしばらくは、その中でつぶされそうになりながら生活していました。西高松の古い家の母屋は主として事務所スペースになっていて、母が体が弱くなってから寝ていた離れを少しだけ改造して、そこを私的な居住空間としましたが、そこへ行く長い廊下の片側半分が段ボールがつみ上っていて、通るときは体を横にしてすり抜けるように通らざるを得ないという状態でした。また、長年放ったらかしにしていた罰が当たって、家の押入れには家の中でちょっとした宴会ができるような揃いの什器やあまり使いそうもないような装飾品がいっぱいで、持っていった物を入れるスペースがないという惨状でした。今までは、生活に必要な書類や道具が所定の位置にありましたものが、段ボールのどこへ入ったか、さっぱりわからんという状態が続き、えらい目に会いました。
それも、ようやく片付きつつあり、生活情報を頼りに、事務所の栩野さんの助けもかりながら、段々と無能力者から脱することができそうです。ここまでに至るまで、様々な分野の懇意の事業者さんや知人に大変お世話になりました。おかげで、ようやくこの文章を書けるようになりました。
退任をいたしましてから、様々な方に過分の労わりとおほめの言葉をいただきました。上記多忙の中でも、スーパーやホームセンターなどに買物に行ったりしますが、その際もわざわざ寄ってきて、おほめの言葉をいただいたり、握手をしてとか言われたりして、ありがたいことであります。
また、今年も東京と和歌山の双方で多くの年賀状をいただきましたが、そこでも同じような暖かいお言葉をいっぱいいただきました。本当にありとうございます。
知事の仕事でがんばって貢献してお返しをするということは、もうできませんが、これからも、世の中のためになることでしたら、喜んでお役に立ちたいと考えています。
その根城というかアジトというか活動の拠点は「仁坂吉伸後援会」改め「和歌山研究会」でありますが、以下の通りです。
〒641-0051 和歌山市西高松1丁目2-24
元の市電の車庫前駅から忠霊塔(平和塔)の方へ少し行った所です。
広い道から1本堀止寄りの細い道に面していますが、金属の看板が門柱にかかっています。裏手には
10台ぐらい停められる駐車スペースがあります。
固定電話は 073-435-0150 FAXは 073-435-0155 です。
月曜から金曜まで、日中は職員の栩野さんがいて、私の日程管理などもしてくれています。
現在ホームページの丁裁などを改訂中ですが、基本的には仁坂吉伸後援会へのアクセスと同じです。仁坂吉伸の思いというメッセージも引き継ぎます。12月中旬から少し、とどこおっていたことは前述のとおりです。メールマガジンサービスもしますので、どうぞ申し込んで下さい。今まで申し込まれていた人は、そのまま届くはずです。
これからも時に応じて、意味があると思うメッセージを書き続けていきたいと思います。実は12月中旬から、アイデアはけっこうたまっているのですが、前述のような事情で進みませんでした。
和歌山研究会のその他の活動は、目下考慮中であります。時々多くの人を相手に講演会もしたいし、特定の組織向けに特定のテーマで講義をしてもいいし、若い人々とブレーンストーミングとかゼミナールみたいな事をしてもよいし、大学などに教えに行ってもよいし、どういう趣向かは分かりませんが、中高生向けに教科のお勉強以外の塾を開いてもよいし、困っている人や組織があれば解決のための相談や、人脈つなぎをしてもよいし、・・・と色々考えています。
いずれを手がけるにしても、ニーズの高いものを選んだ方がよいし、県庁の時とちがって、サポート役のマンパワーが極端に少ないという状況の中で考えないといけないので、これから仲間の方とよく相談をしたいと思います。
仲間になって下さるという方は、和歌山研究会の会員になっていただけると幸いです。会員サービスも考える予定です。
また、そろそろ世の中がコロナにも神経質にならなくなってきたし、身辺が多少落ち着いてきましたので、後援会の主要ドナーの方にもお礼を申し上げる機会を設けようと思いますし、旧交を暖めたい、慰労会をしたいという向きも段々とお受けできるようになっています。
これから春になり、冬ごもりをしていた虫たちも動きだします。それを啓蟄といいます。(暦の上では2月6日がそれに当たります。)仁坂虫も啓蟄の季節です。