和歌山県知事 仁坂吉伸を囲む会

2月12日、ホテルアバローム紀の国にて「和歌山県知事 仁坂吉伸を囲む会」を開かせていただきました。大広間に入りきらないほどの方々がご参加下さいまして、本当にありがとうございました。ご来賓の方も、ご多忙の中多くの国会議員、県議会議員、市町村長、市町村議会議員、各団体の方々にお越しいただき感激をしています。参加者を募って下さり、当日も会場整理などで一生懸命支えて下さった後援会幹部の方々、青年部の諸君、各団体からも応援に駆けつけ、受付などでお手伝いいただいた女性軍団の方々には心から感謝申し上げます。

2月12日は前々から分かっておりましたので、本来なら私がどうか来て下さいと頭を下げて回るべきところ、あまりにも公務が忙しく、かつそちらに頭がいっぱいでどなたにもほとんどその件でお願いもせず、大変ご無礼をいたしました。しかも当日は、皆さんへの感謝の念で胸がいっぱいになり、お礼ばかりで、用意していた県政の説明などは、ほとんどできませんでした。会場を回らせていただき、皆さんと親しくお話ができたことが、幸せでありました。県政で本当は言いたかった事はあらかじめ考えてお礼状にも記しておりましたが、以下改めて、皆さんに謹んで申し上げます。本当にありがとうございました。

 

御 礼

本日、仁坂吉伸を囲む会に御出席下さった皆様、本当にありがとうございました。

仁坂県政も、皆様の御支援のおかげで三期目を迎えております。

知事に選んでいただいて、生まれ故郷和歌山県のために尽くすという、本当にありがたい機会をお与えいただき感謝しております。一方、その機会を県民の皆さんのために最大限生かして、和歌山県の県政を増進させるため、一瞬たりとも気を抜く事なく努力を続けなければならないと思ってまいりました。

その間、打ち続く不況、政権交代による不利益な扱い、東日本大震災、さらには紀伊半島大水害という様々な困苦を県民の皆さんと力を合わせて、何とかしのいでまいりました。同時に将来への布石になる準備もしてまいりましたが、特に昨年は、このようにずっと準備してきた事が次々と開花した年であったと思います。

県民の皆様の御協力のおかげで紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会は大成功をおさめました。全国から来られたたくさんの方々がいい大会でしたねと言って下さるような大会になりました。弱かった和歌山も関係者の皆さんの一致団結した頑張りによって見事男女総合優勝、天皇杯を獲得する事ができました。同時に県の歴史上始まって以来というような多くの行事や出来事が一度に集中しましたが、高野山開創一二〇〇年も、インターハイも、それぞれ素晴らしい成果を上げました。観光客も宿泊予約であの北陸新幹線の開通にわく石川県に次ぐ全国第二位の成績を上げることができました。道路などのインフラが次々と完成して、県民の皆様の未来の発展に微笑んでくれる事でしょう。また、大河ドラマ「真田丸」、映画「海難1890」、国連による「世界津波の日」制定、みなべ、田辺の梅システムの世界農業遺産決定と、これから和歌山をアピールできる朗報が飛び込んできた年でもあります。我々は自信と誇りを持って次の時代に向かう事ができるようになりました。

しかし、あらゆる事が今はまだ道半ばであるという事を示しています、インフラもまだまだですし、産業活動や雇用や、まち作りや地域の活性化もまだまだこれからです。地震、津波、台風に対する備えも未完成です。その間、高齢化も進み、地域の衰退ももう大丈夫という訳ではありません。教育や医療や福祉の面でも次々と難問が襲いかかってきます。

時代は激しく変わりつつあります。世界の産業の競争環境はめまぐるしく変化し、政府は次々と新しい政策を打ち出しています。和歌山県がこれに乗り遅れたら、あっという間にまた時代においていかれかねません。

和歌山県は、このような時代の変化に、ようやく堂々と向き合い、また、そこからチャンスを掴みとれるところまで来ました。しかし、そのチャンスを掴み、県勢を一段と増進させる事ができるかどうかは、これからの県政の舵取りが大きくかかわってきます。十分頑張ってきたからもうこれでいいんだという気持ちは捨て、和歌山県民が全員で力を合わせ一層頑張ってまいらねばなりません。そういう時であるからこそ、私は県政の舵取り役として、また県民のリーダーとして、素晴らしい和歌山県民の皆様の先頭に立って働かなければならぬと心しております。

これまで働き続きてこられたのも、後援会の皆様をはじめ県民の御支援と励まし、愛情のおかげであります。皆様の御支援と御期待が続く限り、皆様のお心に沿うようにベストを尽くしてまいりたいと思います。

皆様への深甚なる感謝を表し、皆様の御健勝を心からお祈り申し上げます。

                               和歌山県知事
仁坂 吉伸