季節は秋たけなわとなってまいりまして、いろいろな大会、イベントがめじろ押しです。時には主催者として、時には来賓として、多くの大会に出席させていただいています。いずれの大会も運動をともにする熱心な会員の方々が大勢出席して下さりありがたいことだと思っております。そういう大会では優良な会員や特に功績のあった方に対して、感謝状をお贈りしたり、表彰をさせていただいたりしておりまして、私はお渡しする役割を演じることが多いのですが、相手の方々に対し、役柄とはいえ、私ごときが偉そうにお渡ししていいのかなといつも思いつつ、せめて、精一杯心を込めて差し上げなければと一生懸命相務めています。受賞者の方がにっこり喜んで下さると、ああ良かったと思うのです。
ただし時々思うのですが、このような感謝状、表彰の制度は、それぞれの運動にはとても大事な要素にはなっていることは間違いはないとしても、もらっていただく方々が、それぞれお仕事などがある中で、わざわざ大会に来て下さって、本当に喜んでくれているかなあ、ひょっとしたらありがた迷惑と思ってはおられないかなあという心配をいつも私はしているわけです。
だから、私は、わざわざ大会に来て下さって、感謝状、表彰状をもらって下さるのだからと、心を込めて、それらをお渡ししているのですが、例えば、被表彰者の席が空席が目立ったりすると、わざわざ来られて、もらっていただく方が、皆それほど来ていないのに自分だけわざわざもらいに来て喜んでいるのは自分が小者だからかなあなどとお考えにならないかと心配になるのです。決してそんなことはありません。
そういう中で、先日、商工まつりが行われ、会員各社の優良従業員の表彰が行われました。私は来賓でお呼びを受け、一部始終を拝見していたのですが、丸新産業(株)の経営者や従業員の方々が、客席にかなり大勢お見えになり、同僚の社員さんが表彰をお受けになるとき、パチパチと拍手をされるのを見つけました。会社ぐるみで、商工会議所の片山会頭から表彰をお受けになる社員さんを讃えているという、実に素晴らしい光景でした。
もう一度申し上げます。様々な大会で表彰状や感謝状をもらって下さった方々、本当におめでとうございます。そして様々な大会が回を重ねられるのも、常日頃からそれぞれの運動に一生懸命献身して下さっている方々のお陰だと思います。本当にありがとうございます。