2024年5月20日、和歌山研究会の第13回勉強会を慶應義塾大学名誉教授の島田晴雄氏を講師に迎え「世界情勢の激変と日本の国家戦略」をテーマに開催しました。
島田氏は、ロシアのウクライナ侵攻に対する国連特別総会の非難決議で棄権するなど、いま注目を集めているGS(グローバル・サウス)について、経済発展が目覚ましく、国際社会における発言力も高まっていると指摘しました。こうしたなか、西側諸国や中露はGSの取り込みを競っているものの、中露が先行し米国の影響力は退潮していると述べました。質疑応答では人口減少やエネルギー、東京一極集中など様々なテーマについて討論が繰り広げられました。