行政における改革 | 2023年5月10日 牧原出さんの「崩れる政治を立て直す」を読みました。上梓は2018年9月ですからまだ安倍政権の時の本で、すぐに購入したのですが、知事職の多忙にかまけて積ん読になっていたのを一つ一つ読み返しているものの一つです。 いきな[...続きを読む]
臥薪嘗胆-和歌山県道路網図- | 2022年12月5日 退任時期が近いので、公舎を空けなければなりません。このため、退任前のこの忙しさは何ということかという多忙の中で、歯を食いしばって転居先の私の生家を片付け、改修し、ようやく同所に入所する事務所(わかやま研究会)も入居して[...続きを読む]
津田永忠さんのいた岡山県 | 2022年8月1日 和歌山県の恩人の一人に岡山県の両備ホールディングスの小嶋光信会長がおられます。今から16年前、経営不振から廃線もやむなしという境地にあった南海電鉄貴志川線を当時のオーナーであった南海電鉄から引き継ぎ、大幅な合理化と積極[...続きを読む]
嫌われても未来のために | 2022年6月6日 和歌山県もようやく高速道路が次々と完成し、4車線化も進んでまいりました。地域の発展には、その条件として、その地域がどれだけ便利かが問われ、この車時代に高速道路が未完成で不便という地は、企業誘致でも投資でも観光でもどんど[...続きを読む]
西脇山口線完成と川端秀和さん | 2022年4月4日 令和4年3月25日、都市計画道路西脇山口線が完成し、近々お祝い会を開こうと準備を進めているところです。 この西脇山口線は、和歌山市の紀の川北岸を東西に貫く4車線の道路で、和歌山市の磯の浦から国道24号線にタッチする和[...続きを読む]
和歌山市の水道橋落下事故について | 2021年10月18日 令和3年10月3日、私にとっても驚天動地の大事件が起こりました。紀の川にかかっている水管橋が崩壊し、そこにかかっていた大径90cmの水道管2本が折れ、これに頼っていた和歌山市の紀の川以北の6万世帯、13万8千人の方々に[...続きを読む]
凍結12年 滋賀・大戸川ダム着工へ-失意の布村局長に捧ぐ- | 2021年6月21日 6月2日の毎日新聞夕刊トップに表記のような見出しで大戸川ダムの建設が再開されるという記事が出ていました。この問題は、私が知事になって間もなくの2007年~2008年頃に大問題になって、大戸川ダムの建設計画が凍結されたこ[...続きを読む]
もう一つの開通 -県道田辺龍神線の仮設道路の利用開始- | 2020年3月30日 昨年7月28日、田辺市街から龍神に向かう右会津川沿いの幹線道路、県道田辺龍神線で斜面崩壊が起こりました。 県道の西側の山腹斜面が崩れまして、その土砂が県道まで落ちてきました。落ちた量はそれほどでもなく,人的被害もあり[...続きを読む]
西脇山口線と恋野橋完成によせて | 2020年3月30日 和歌山県も宿題であった公共施設が次々と出来上がっています。例年3月頃には、年度末を前に急ピッチで工事を終えた案件がいくつも出来てきますが、長年完成を待って下さった地元の方々と喜びを分かち合うために竣工式などを賑やかにや[...続きを読む]
感謝マーク | 2019年2月25日 和歌山県も、たくさんの要望を国に対して行っています。全てが叶えられるわけではありませんが、最近は要望が叶えられ、実現の運びになったことがたくさんあります。そういう時和歌山県は尽力して下さった国の機関や国会議員にきちんとお[...続きを読む]
ミラノの悲劇と関空 | 2019年1月28日 職業柄ヨーロッパにも時々営業に出かけます。相手の国は多岐にわたります。その時大体は関空からヨーロッパのハブ空港に飛んで、そこから乗り換えて目的地まで行きます。ヨーロッパのハブ空港としては、オランダのアムステルダム・スキ[...続きを読む]
関西3空港懇談会における和歌山県の主張について | 2018年12月31日 関西空港は、伊丹空港の騒音問題から、伊丹空港の廃港を前提に、泉州沖に建設することになりましたが、1990年の国と騒音公害調停団との存続協定により、伊丹空港は廃止されないこととなりました。 さらに、2006年に神戸空港が開[...続きを読む]
ヤドリギ | 2018年6月18日 ヤドリギという植物があります。エノキやケヤキといった大木の枝先にくっついて、その幹に根を張って栄養分を吸って生きている寄生植物でビャクダン科の遠くから見ると鞠のように見える常緑樹です。冬になるとエノキなどは落葉するので[...続きを読む]
需要と供給の両方で考える | 2016年8月8日 日本全体も人口が段々と減ってきて、かつての高度成長期のように、人口がどんどん増えて、そこから人々が何かしたい、何かが欲しいという需要がどんどん増えていったようなことはなかなか期待できなくなってきています。これは経済成長[...続きを読む]
和歌山県の道路ネットワーク続々と完成 | 2015年9月22日 和歌山県の道路ネットワークの整備は、長い間ずいぶん遅れていました。このままでは、産業活動でも、企業誘致でも勝負にならないし、津波などの大災害の時も救援部隊は送れないし、今までも救急搬送が遅れて多くの命が失われてきたので[...続きを読む]
間に合うはずだ | 2014年8月4日 国体までにという合言葉のもと、京奈和自動車道やすさみまでの近畿自動車道紀勢線の工事が急ピッチで進んでいます。長い間放置されていた和歌山市内の都市計画道路や県内を結ぶX軸ネットワークや川筋ネットワークも大分できてまいりまし[...続きを読む]
通過点になってしまう | 2014年3月31日 現在和歌山県は普請中であります。森鴎外が当時の明治国家を「普請中の国」と称しましたが、和歌山県は、後回しにされていた高速道路をはじめ、県内をつなぐ幹線ネットワーク、長い間放置されていた都市計画道路などどんどん直していま[...続きを読む]
国土軸 | 2013年12月9日 この言葉を初めて身近に聞いたのは、私が国土庁官房総務課に出向して、四全総(第四次全国総合開発計画)の策定作業に参加していた時のことでした。四全総では、国土の中心軸が1つでは、そこで何らかの事態が生じると大変なので、これ[...続きを読む]
海南-有田間の4車線化工事の完成に思う。 | 2011年4月20日 4月19日、工事をやってくれた西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)と同時に、懸案の海南・有田間の高速道路上り車線の2車線化工事が5月21日に完成する予定であると発表しました。 昨年7月下り線の2車線化が完成しま[...続きを読む]