災害と備え | 2024年8月19日 8月15日から16日にかけて、台風7号が関東地方に接近して、大変な事態となりました。報道では関東地方を襲う台風の中では過去最大級の台風だと言われ、JR東海は16日に東海道新幹線の運転を全面的に中止にすることを早々と発表[...続きを読む]
能登大地震と紀伊半島大水害 その2 | 2024年1月11日 能登大地震の被害状況は当初想像していたよりも遙かに深刻で、特に死者数が大変な数に上るように思えますが、痛ましいことです。心からなくなられた方のご冥福をお祈りし、お悔やみを申し上げます。紀伊半島大水害の時も、和歌山県の迅[...続きを読む]
能登大地震と紀伊半島大水害の経験 | 2024年1月4日 2024年の元日、能登半島を中心に石川県など北陸地方を大地震が襲い、大変な被害が出ています。1月3日のニュースだけでも、62人の方がお亡くなりになり、その他の人的、物的被害は甚大なものがあります。お亡くなりになった方々[...続きを読む]
紀伊半島大水害の遺産 | 2023年9月8日 紀伊半島大水害の遺産 9月4日は、私にとっても和歌山県にとっても忘れられない日です。2011年9月、台風12号が四国沖で停滞し、紀伊半島にはその4、5日前から大雨が降り続きました。こういう時は、私は関係市町村長さんや各[...続きを読む]
ニューレジリエンスフォーラム関西ブロック大阪大会 | 2022年11月24日 令和4年11月20日、標記のフォーラムが大阪の府立国際会議場でございまして、これに行政の代表として御招待を受けましたので、出席をしてきました。 このフォーラムは自然災害や感染症のような緊急時に、我が国の社会経済活動を[...続きを読む]
「人のふり見て我がふり直せ」と「遅いのは嫌いだ」 | 2022年7月18日 人間の教養目録の中には、案外子供のころの刷り込みがあるような気がします。私は、祖父は早くに亡くしましたが、祖母とは、私が大学に行って和歌山を離れるまでずっと一緒に暮らしましたので、結構おばあちゃん子です。その祖母がよく[...続きを読む]
鳥インフルエンザ発生 | 2020年12月11日 1.12月9日、紀の川市の養鶏農場で鳥が一羽死に、他にも様子がおかしい鳥がいるという連絡が入りました。早速県の担当が急行し、簡易検査を行ったところ鳥インフルエンザ陽性だったので、本格的なウィルス用PCR検査を行いました。[...続きを読む]
自然災害とコロナ | 2020年7月13日 今年の梅雨はことのほか激しく、九州、山陰、中部地方など各地に台風並みの被害をもたらしています。お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方々、今なお、大変なご苦労をしておられる方々へのお見[...続きを読む]
風水害とダムの事前放流 | 2020年6月29日 久しぶりに新型コロナウィルス感染症対策以外のことを書きます。 和歌山県は自然災害に度々見舞われるところでありますが、私にとっての一番強烈な思い出は2011年9月の紀伊半島大水害であります。 台風12号が大変な強さで[...続きを読む]
すっきりしない「スッキリ」の報道 | 2019年9月30日 今年の台風15号は、各地にまた爪痕を残しましたが、特に千葉県に停電の被害をもたらし、それがえらく長引いています。 風台風で、大雨台風の時のように斜面の大崩落や、河川の決壊などで人的被害や物的な大破壊があったわけではな[...続きを読む]
災害を語り継ぐ | 2019年9月16日 最近は大災害が頻発して、各地に甚大な被害が出ています。不幸にも犠牲者が出たり、そうでなくても大変な物的損害を被り、被災地では悲しみの中、人命救助、不明者の捜索、インフラ等復旧、瓦礫の処理、被災家屋の後片付け、復興など大[...続きを読む]
恐怖 | 2019年8月19日 お盆台風といわれた台風10号は、ゆっくりと北上し、日本各地にとりわけ大雨をもたらしていきました。台風の中心は四国の西端を通ったので、和歌山県は直撃というわけではありませんでしたが、台風の外縁部の雨がなかなか降り止まず、[...続きを読む]
災害時における停電・通信障害復旧作業の連携等に関する協定 | 2019年4月22日 4月4日、関西電力の岩根茂樹社長と西日本電信電話の小林充佳社長に県庁にお越しいただいて標記の協定を結びました。 中身は、台風などの災害時に大規模な停電や通信障害が生じた時、その復旧を迅速に行うため、両社の行う復旧作業[...続きを読む]
関西連絡橋修復と和歌山のファブ業会 | 2019年3月4日 昨年9月の台風21号の際、強風にあおられてタンカーが関空連絡橋に衝突し、自動車の通っていた橋桁が無惨に壊れ、その下を通っていた鉄道橋も歪んでしまって、JRと南海が止まってしまった事件は我々の記憶に新しいところです。 和[...続きを読む]
台風20号と七川ダム | 2018年9月3日 和歌山県は7年前の9月、台風12号による紀伊半島大水害で大変な被害を被りました。死者、行方不明者61名という大変な犠牲も払いましたが、県を挙げて協力してこの被害から迅速に立ち直り、奇跡的なスピードで復興を果たすことがで[...続きを読む]
鎮魂と対策 | 2018年8月9日 この猛暑の8月は、マスコミを中心に様々な鎮魂の催しが報じられました。 西日本豪雨から一ヶ月経過、和歌山カレー事件から20年、8月6日広島原爆投下の日、8月9日長崎原爆投下の日等々であります。 日本人の良い所は、心優[...続きを読む]
熊本地震に思うこと | 2016年5月16日 4月に起こった「熊本地震」で亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、今なお避難所での生活を余儀なくされている方々には一日も早く元の生活に戻れるように願っています。実[...続きを読む]
津波災害復興計画の事前策定 | 2016年2月22日 来年度の新政策で、標記の政策を一つ加えました。 南海トラフの地震津波は必ず起こるから、まずは一人の命も失くすことなく人命を守ることが大事で、人命救助が終わったら次は早期復旧と早期復興だと思っています。特に後者については、[...続きを読む]
古屋圭司前防災大臣のお話 | 2014年10月13日 和歌山県では、東京事務所が中心となって、国の動向の把握に努めていますが、その中で去る10月8日に開催された自由民主党国土交通部会で土砂災害防止法の一部改正法案が了承されたという報告がありました。その中でこの8月の豪雨と[...続きを読む]
避難勧告等の発令基準 | 2014年4月21日 4月8日、内閣府は「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」の改正を発表し、これをもとに全国の市町村が災害時に適切な避難勧告や避難指示ができるように指導をしていこうという事になりました。 災害が起こりそうな[...続きを読む]
ところてん方式 | 2013年8月26日 「ところてん方式」というのは、和歌山県の防災対策のテクニックです。 防災対策で重要な事の一つに、被災時の緊急防災備蓄があります。避難所で食べたり飲んだりする水や食料、毛布や衣類などがそうです。 そのうち、水や食料[...続きを読む]
稲むらの火 | 2013年5月27日 和歌山県にとって将来の最大の危機は、南海トラフで起きる大地震と津波であることは衆目の一致する所です。それに備えてどうするか、起きた時どうするか、そしてその後どうするか、これが求められます。その最も尊敬すべきモデルが濱口[...続きを読む]
紀伊半島大水害 | 2012年7月30日 ほぼ1年前、昨年の9月3日、4日の紀伊半島大水害のことは忘れることはできません。台風12号が中々動かず、大雨が降り止まず、備えをがんばっていたはずの和歌山県中が濁流と崖崩れでずたずたになりました。60人を超える死者・行[...続きを読む]
こけたら立たなあかんねん | 2011年11月7日 松下幸之助さんは、1934年の室戸台風で、せっかく勃興した松下電器の本社と工場が大打撃を受けた時、この言葉を吐かれたそうです。 9月の初めの紀伊半島大水害で和歌山県は近来にない打撃を受けました。 大雨が逃げても逃げ[...続きを読む]
大津波 | 2011年3月23日 選挙でしばらく、「仁坂吉伸の思い」をお休みしていましたが、これからまた毎週がんばります。 知事就任以来、頭の中に付きまとって離れなかったのが東南海・南海地震とそれによって起こる大津波のことでした。今後30年の間に起きる[...続きを読む]