東京は得をしているか | 2024年4月17日 東京一極集中が言われ出してから、もう数十年が経ちます。一時、バブルがはじけ、日本の成長に陰りが出始めたとき、東京への人口集中が止まりかけたことがありました。1995年頃のことです。ちょうどその頃、日本経済も曲がり角を迎[...続きを読む]
制限・禁止は簡単だが作為の強制は困難 | 2022年7月11日 私は目下の日本経済の一番の問題は価格転嫁が進まないことだと思っています。 日本はものすごく長くデフレで苦しみました。これを退治するために第二次安倍内閣が発足してから、日銀総裁に黒田東彦さんを据えて、異次元の金融政策が[...続きを読む]
「ユリノミクス」に思う | 2017年10月19日 衆議院議員選挙に際する希望の党の政策集なるものが公表されました。10月7日付けの読売新聞に載っていましたので、それをもとに、本文を書いています。 私の気持ちを引いた所は、「ユリノミクス」についてであります。読売新聞を[...続きを読む]
ヨーロッパ通貨統合 | 2017年5月15日 川口マーン恵美さんの「ヨーロッパから民主主義が消える」(PHP新書)という本を読みました。また、川口さんは「住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち」とか「住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち」(両著とも講談社+α新書[...続きを読む]
アベノミクス | 2013年3月4日 新政権の滑り出しは上々のようです。特に安倍首相が就任後すぐに唱えた「三本の矢」3つの主要経済政策(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)は、まことに時宜を得たもので、少なくともその方向性は、極め[...続きを読む]
世界の孤児 | 2013年2月25日 2月14日付の日本経済新聞を見て、暗くなりました。「米欧、FTA交渉開始へ」と書いてあったからです。2月13日双方で交渉開始を発表したのだそうです。何故暗くなったかと言うと、日本がFTAに入らないうちに他の国々がFTA[...続きを読む]
投資か給付か | 2012年7月16日 政治家をやっていると(知事は政治家ですから)、色々と考えさせられることがあります。 何のための政治家というと、担当する対象の人々の生活をよりよくするためであろうと思います。人々の生活は自分で切りひらくべきものですが、[...続きを読む]
借金不払公認令 | 2011年6月6日 久しぶりに後援会長神坂次郎先生の文庫本が文藝春秋から出ました。「元禄武士(サラリーマン)学」というタイトルです。さっそく買って読んでみました。その中で、借金不払公認令という点がとてもおもしろかったのでご紹介します。 [...続きを読む]
風評被害 | 2011年5月13日 東日本大震災からの復興の足を引っ張っているのが福島第1原子力発電所の事故です。その他の地震津波の被害はもうこれ以上被害が生じることはないのですから、さあ力を合わせて復興だということになるのですが、原発だけは、まだコント[...続きを読む]