稲葉NHK会長と同盟通信 | 2024年8月31日 このところ、家にある昆虫の標本がカツオブシムシやカビにやられないように標本箱に入れてあるパラジクロールベンゾールの入れ替えをしています。ついでにその時発見した、採集データの書いてあるラベルの不備を直したり、翅や触角が破[...続きを読む]
頑張れパンダ外交 | 2024年7月11日 企業経営でも、自治体経営でも、今のことも大事ですが、先のことも大事です。先のことのためには投資が大事で、今ある資源を使ってしまって、今が良さそうに見えるからそれでよしということでは、将来が心配です。投資には色々あります[...続きを読む]
日本製鉄の転生 | 2024年2月14日 書店で出たばかりの「日本製鉄の転生」という本を見つけ、早速購入して読みました。購入する前から、この本のタイトルは、日本製鉄について私が最近思っているイメージを表しているタイトルでしたが、読んでみるとまさにその通りの内容[...続きを読む]
八紘一宇の精神と日本の現地人教育 | 2023年12月27日 産経新聞のずっと続いている特集に「南と北の島物語」というのがあります。私もずっと読んでいるわけではないのですが、12月20日の記事に「私財で学校を作った男」という記事がありました。第一次大戦の結果、日本は旧ドイツ領の南[...続きを読む]
イタリアの思い出-高野山会議から | 2023年8月17日 高野山会議では、東大先端研の最近の重点を反映して、アート、デザインが大いに取り上げられましたが、そのスピーカーとして、ミラノ大学のロッセラ・メネガッツオ准教授、先端研のメンバーでミラノに拠点を置くデザイナーの伊藤志信さ[...続きを読む]
大本営発表と情報公開 | 2023年2月8日 ロシアによるウクライナ侵攻もかれこれ1年近くになります。何せロシアは軍事面ではアメリカに次ぐ超大国ですから(そう我々は信じてきましたが。)ソ連が解体した時核兵器を放棄し、すべてロシアに譲り渡してしまったウクライナは、ロ[...続きを読む]
もう一つのお別れのメッセージ | 2022年12月8日 私の任期もわずかとなりました。最後まで仕事をするぞと宣言したら、驚くべき多忙さで大変でしたが、さらに、今一生懸命やっているのは、岸本新知事がスムーズに滑り出せるように、引継ぎ関係の資料を丁寧に作るのと、引っ越しです。引[...続きを読む]
ただいま 故郷 | 2019年12月9日 11月24日、和歌山県は和歌山県人会世界大会の記念式典を催しました。この日和歌山市の県民文化会館大ホールで記念式典を、ホテルアバローム紀の国で歓迎レセプションを行い、次の3日間は参加者の希望に応じ、紀北、紀中、紀南の3[...続きを読む]
水産物禁輸 WHO上級委員会敗訴に思う(その2) | 2019年6月10日 東日本大震災と原発事故に伴う放射能汚染を理由とするEU等の日本製品への不当な輸入制限に対して私がとんでもないことだと思い、政府に対してWTOの紛争解決手続きによって訴えを起こすべきだと迫ったのは、自らのかつての経験から[...続きを読む]
水産物禁輸 WHO上級委員会敗訴に思う(その1) | 2019年6月3日 今年の4月11日、WTOの上級委員会は、日本が訴えていた韓国による福島など8県産の水産物の輸入禁止措置について、日本の訴えを退ける決定を下しました。 この問題については、東日本大震災の被災地を含む東日本の水産業やさら[...続きを読む]
海外との交流 | 2019年5月27日 今から30年ほど前までは無敵を誇っていた日本の経済力や日本企業の力は相対的に低下したことは大変残念でありますが、その事は逆に市場としての海外諸国の地位が上がって来ているという事で、我々にとっては、そこに大きなチャンスが[...続きを読む]
ミラノの悲劇と関空 | 2019年1月28日 職業柄ヨーロッパにも時々営業に出かけます。相手の国は多岐にわたります。その時大体は関空からヨーロッパのハブ空港に飛んで、そこから乗り換えて目的地まで行きます。ヨーロッパのハブ空港としては、オランダのアムステルダム・スキ[...続きを読む]
シンガポールの指導者とIR | 2019年1月21日 シンガポールは、マレー半島の南端に浮かぶ小さな島国で、人口は561万人の小さな国ですが、一人あたりの国民所得は日本を遙かに凌駕する豊かな国です。(2015年でシンガポールの一人あたり名目GDPは、54,940$、その時[...続きを読む]
響け カーネギーホールに交響曲「友情」 | 2018年12月3日 11月29日、ニューヨークの音楽の殿堂カーネギーホールで和歌山県の実業家向山精二さんが、日本とトルコの友好をテーマにした、自作の交響曲「友情」を上演しました。 これは、トルコと和歌山県、トルコと日本の感動的な友情のお[...続きを読む]
自治体通信のインタビュー | 2018年1月29日 昨年全国の地方自治体の動向を報じていて、自治体関係者などに配られている『自治体通信』という雑誌のインタビューを受けました。それがFebruary2018としてこのほど上梓されました。 長い時間しゃべりましたインタビュ[...続きを読む]
ヘンリー・ストークスさんと『大東亜戦争は日本が勝った』(2) | 2017年10月16日 実は私は主旨において、ストークスさんの主張をその通りだと思っています。何故ならばストークスさんの挙げる史実はほとんど既に私の人生の中であちらこちらで読んで、頭に入っていたからです。 小学生の時に読んだ子供向きの世界史[...続きを読む]
ヘンリー・ストークスさんと『大東亜戦争は日本が勝った』(1) | 2017年10月9日 前に最近人目を引く奇抜な本の名前が多いと書きましたが、この本は、そうではありません。ストークスさんは、本当に「大東亜戦争は日本が勝った」と思っているのです。ストークスさんによれば、日本人は占領軍に洗脳され、太平洋で日米[...続きを読む]
『超一極集中社会 アメリカの暴走』 | 2017年9月25日 最近の本には、人目を引く、少々えげつないようなタイトルを付けた本が目立ちます。出版不況で何とか本を売ってやろうという出版社の魂胆がよく出ていると思います。 この本が出たのは、ちょうどトランプ大統領が登場した時ですか[...続きを読む]
インド・マハラシュトラ州観光・雇用保障大臣からの手紙 | 2017年7月3日 先日、インド・マハラシュトラ州観光開発公社のビジェイ・ワグマレ総裁が和歌山県庁を訪問下さり、親善に務めました。 和歌山県は平成25年以来、インドのマハラシュトラ州とMOU(Memorandum of Understa[...続きを読む]
ヨーロッパ通貨統合 | 2017年5月15日 川口マーン恵美さんの「ヨーロッパから民主主義が消える」(PHP新書)という本を読みました。また、川口さんは「住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち」とか「住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち」(両著とも講談社+α新書[...続きを読む]
世界 | 2016年12月12日 ◯世界農業遺産認定 ◯「世界津波の日」制定 ◯世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」追加登録 ◯世界(ワールド)マスターズゲームズ関西開催地決定 ◯世界からの観光客(インバウンド客)急増 本年は、ここ和歌山も世界[...続きを読む]
もう一つの涙また涙 ~エルトゥールル号物語~ | 2015年11月23日 12月5日のエルトゥールル号の映画『海難1890』の封切日が間近に迫ってきました。試写会を見せていただきましたが、涙また涙で、暗い館内で良かったなあと思うくらい、本当に感動しました。こんないい映画を、かつ和歌山の誇り、日[...続きを読む]
「神々が宿る巡礼の聖地」和歌山 | 2015年10月19日 10月16日、1998年以来姉妹道提携を行っているガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラ市に行って、巡礼や聖地観光、歴史遺産観光をテーマにした総合カンファレンス・フェア「第1回巡礼道フォーラムFAIRWAY」[...続きを読む]
トルコでの「エルトゥールル号セミナー」 | 2015年10月13日 10月12日、トルコの首都アンカラにある土日基金文化センターに行って、125年前に串本町大島沖で起こったエルトゥールル号遭難事故についてお話するとともに、和歌山県・串本町におけるトルコとの交流や、映画「海難1890」の[...続きを読む]
「海難1890」のエキストラの涙 | 2015年8月17日 1890年のエルトゥールル号事件と1985年のテヘラン事件を描いた田中光敏監督の大作「海難1890」は、すべての撮影を終了し、目下監督がねじりはちまきで編集作業に入っています。12月5日の封切りが楽しみです。8月17日[...続きを読む]
日本の大店法とミラノの小店法 | 2015年5月25日 日本はどうも競争をして1人が勝ってしまうというより皆が仲良く分け前を分け合うという事をよしとする文化が昔からあって、今もそれがあちこちに残っている国であると思います。 建設業界に根強かった談合とか、銀行業や運輸業での[...続きを読む]
ミラノの町と都市計画 | 2015年5月18日 最近、私はこれ以上の都市の荒廃と農地の減少は防がなければならないと警鐘を鳴らし、かつ言うだけ番長では困るので、県でできる事は最大限やろうと制度の厳格化に着手したところです。 日本では今、同じような問題が全国至る所で起[...続きを読む]
北中米県人会訪問 | 2015年5月11日 4月21日から4月27日までメキシコシティのメキシコ和歌山県人会創立30周年記念式典、シアトルのシアトル紀州クラブ110周年記念式典、そしてカナダ・バンクーバーのバンクーバー州和歌山県人会創立50周年記念式典に出席する[...続きを読む]
高校生集団万引き事件に思う | 2015年4月27日 最近私にとって最も衝撃的であった事件は、ソウルにおける集団万引き事件です。20数人のサッカー部の高校生がソウルの大型店で集団万引きをしたというのです。サッカーの試合をしに韓国に遠征した時の話だそうです。本当に驚きです。[...続きを読む]
インドとベトナムに行ってきました | 2015年3月16日 3月8日から12日までインド、ベトナムに行ってまいりました。3月13日朝関空に着きまして、13日の午後から県内の仕事に復帰しています。 インドはマハラシュトラ州との友情を確かめるための訪問です。一昨年10月にインドの[...続きを読む]
お・も・て・な・し | 2015年1月12日 我々日本人は、未だ一昨年9月のIOC総会で、2020年の東京オリンピックの開催が決定したときの感激が忘れられません。その時、本県出身の体操の田中理恵さんなどの素敵な人々が立派な演説をして東京開催決定に貢献したのですが、[...続きを読む]
ブラジル移民の言葉 | 2014年7月7日 先日(6月30日)テレビ和歌山で、「海を渡った和歌山県人たち~ブラジル移民の軌跡・そして次の世代へ~」が放映されました。和歌山県人会60周年のお祝いに、私も含めて和歌山県一行も大挙ブラジルを訪問した時に、山田アナウンサー[...続きを読む]
ブラジルに行って来ました | 2014年5月5日 4月23日から30日にかけて、ブラジル和歌山県人会60周年記念行事に参加するために、ブラジルのサンパウロとドゥラードスの両市を訪問してまいりました。同県人会へは、5年に一度の節目の総会に知事や県議会議長をはじめ和歌山の[...続きを読む]
ブラジルへ行ってきます | 2014年4月14日 4月23日から4月30日、在伯和歌山県人会連合会創立60周年記念式典に出席するためにブラジルに行ってきます。5年に一度サンパウロで県人会の大総会があるので、知事をはじめ県議の皆さんや民間の方々と一緒にサンパウロを訪ね、[...続きを読む]
和歌山県とマハラシュトラ州の協力覚書 | 2014年2月3日 外交面でも東奔西走の安倍総理は1月25日から27日にかけてインドを訪問し、25日シン首相との首脳会談の後、「日インド戦略的グローバル・パートナーシップの強化」と題する共同声明に署名されました。 インドは、これからの世[...続きを読む]
インドに行って来ました | 2013年10月14日 10月6日から12日にかけて、インドに出かけ、ムンバイ(旧ボンベイ)を中心とするマハラシュトラ州と和歌山県で相互協力の協定を結んできました。 インドは、13億人という膨大な人口を擁する国で、世界の中でも、今や成長セク[...続きを読む]
下関講和条約と中国の反日デモ | 2012年10月8日 郷土の先輩陸奥宗光の事跡の1つに日清戦争の管理があります。管理というのは変な言葉ですが、清国を手玉にとって戦争をしかけ、これに勝って、しかもいいタイミングで引いて日本の利益を図るというのがあたかも「管理」のように見える[...続きを読む]
外交について | 2012年9月17日 私はちょっとだけ本物の外交官をやりました。わずか3年ですが、幅広く色々なことが経験でき勉強になりました。外務省本職はわずか3年ですが、その前も通産省(経済産業省)で通商交渉や産業協力など対外経済政策に頻繁に従事してきま[...続きを読む]
デンマークとスペイン訪問 | 2012年7月23日 7月1日から8日までデンマークとスペインを訪問してきました。県庁の担当との少人数の旅ですが、前半のデンマークは、クヌッセンさんにゆかりの美浜町長さんと美浜、日高両町の議長さん、副議長さん、それに日高町副町長さんとデンマ[...続きを読む]
オランウータン | 2012年4月23日 オランウータンはお猿さんの中でも特に知能の高い動物と言われています。マレー語でオランは人、ウータンは森なので森の人という意味を持っています。ボルネオ島とスマトラ島の特産です。そうです。私のいたブルネイのあるあのボルネオ[...続きを読む]
クヌッセン機関長とサッカー | 2012年2月27日 2月14日日高町阿尾において、クヌッセン機関長救命艇保管庫が新装オープンになりました。県道拡幅に伴って近くに移動したものです。昭和32年2月10日紀伊水道の美浜町沖で火災を起こした徳島県の機帆船の乗組員を救助するため、[...続きを読む]
南加和歌山県人会創立100周年記念 | 2011年11月21日 今年11月13日ロスアンジェルスにおいて南加和歌山県人会100周年の記念式典が挙行され、御招きを受けたので、県民を代表してお祝いを述べてまいりました。1911年が創立の年ですから、その前から行かれている人々の子孫はもう[...続きを読む]
風評被害 | 2011年5月13日 東日本大震災からの復興の足を引っ張っているのが福島第1原子力発電所の事故です。その他の地震津波の被害はもうこれ以上被害が生じることはないのですから、さあ力を合わせて復興だということになるのですが、原発だけは、まだコント[...続きを読む]
トルコと和歌山県 | 2010年9月9日 目の前に背広の襟につける徽章があります。白に赤い十字の救命ブイの中に錨を挟んで右側に旭日旗、左側にトルコ国旗が描かれています。エルトゥールル号の遭難から120周年を記念して行われた「トルコにおける日本年」の諸行事のうち[...続きを読む]